朝鮮王朝時代では、王族たちの夫人や王女さまたちにはそれぞれ階級や称号などがありました。
沢山のドラマや資料などを見ていると聞きなれない言葉が沢山でてきます。
ここでは、そのような言葉をまとめて整理していきたいと思います。
昔の時代の階級など訳が分からないという方はぜひ参考にしてみてくださいね
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朝鮮王朝 王族の夫人・王女の位階や称号について
外命婦(ウェミョンブ)
まずは、外命婦(ウェミョンブ)での王族の夫人についてご紹介
外命婦(ウェミョンブ)とは、王族と大臣の妻。王と後継者の娘になります。
正一品
- 王妃の母・府夫人(プブイン)
- 大君の妻や正一品の王族の妻・府夫人(プブイン)
[jin_icon_checkcircle color=”#e9546b” size=”18px”]【朝鮮王朝】正一品の地位はどれくらい?読み方なども合わせてご紹介します
従一品
- 王の乳母・奉保夫人
- 王子の妻や従一品の王族の妻・郡夫人
正二品・従二品
- 正二品・従二品の王族の妻・県夫人
正三品堂上
- 正三品堂上の王族の妻・慎夫人
正三品堂下・従三品
- 正三品堂下・従三品の王族の妻・慎人
正四品・従四品
- 正四品・従四品の王族の妻・恵人
正五品・従五品
- 正五品・従五品の王族の妻・温人
正六品
- 正六品の王族の妻・順人
内命婦(ネミョンブ)
内命婦(ネミョンブ)とは、宮廷に住む女性、王妃と後宮(側室)そしてそれらに仕える人たち(宮女)のことをいいます。
品階のない女性
- 中殿(チュンジョン)・・・王の正妻
- 公主(コンジュ)・・・王の正妻(中殿)が生んだ娘
- 翁主(オンジュ)・・・・・・王の娘(側室が生んだ)
- 大妃(テビ)・・・・・・・・・・先代の王の正妻
- 大王大妃(テワンデビ)・・先々代の王の正妻
- 嬪宮(ピングン)・・・・・・・世子(次の王)の正妻
無階ですが、正一品よりも高い地位にあります。
王族になるので、非常に位は高い人たちを指します。
品階のある女性(王の側室)
- 嬪(ピン、正一品)
- 貴人(クィイン、従一品)
- 昭儀(ソイ、正二品)
- 淑儀(スギ、従二品)
- 昭容(ソヨン、正三品)
- 淑容(スギョン、従三品)
- 昭媛(ソウォン、正四品)
- 淑媛(スグォン、従四品)
となっています。
こう見ても、まだまだ難しい言葉が沢山でてきますが、正何品で答えるとこのようになります。
結局のところ、王族のひとたちがやはり一番偉い立場になるという事ですね。
そして、正何品でも、王の側室や王の周りの人間の方など様々いらっしゃることもわかります。
この正何品は、王族または、王に関係する方が称することができる非常に地位の高い位ということになります。
ドラマや資料をみて正何品という言葉が出てきたらとても位の高い方なんだということで覚えておくといいかもしれません。
また今回は王族の女性たちの話で書いています。
ほかにも、王を横で支える武官や宦官たちにもこの正何品が称されています。
たとえば
- 領議政・左議政・右議政
- 都承旨
- 提調・判書
など。
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