韓国時代劇ドラマ「トンイ」や「イ・サン」に登場する階級について。
この2作品を見ていると、沢山の階級がでてきます。
なので、なんだかよくわからない言葉が沢山出てきて、聞いているだけでは暗号のように聞こえてなんだかちょっと悪い意味ではなく、くすっと笑っちゃいますよね(私だけかな。。)
さてここでは、そんな階級を少しご紹介していこうと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね
★この記事の目次★(好きなところへジャンプ)
韓国時代劇 階級制度!武官などの位もご紹介します
トンイ・イ・サン時代背景
まずは、これらの時代は17世紀後期から18世紀前期までの李氏朝鮮時代のお話となります。
この2作を観られた方はわかっていると思いますが、まだ見ておられない方のためにご説明しておくと、トンイとイ・サンは、時代が続いている感じなので、まずはトンイを見てからイ・サンを見ることをおすすめします
階級制度 武官
ちなみにここでは、王などの位は省いています
あくまでも武官などのご紹介となります
重臣の最上位 領議政(ヨンイジョン)
この時代の最高位の階級は、領議政(ヨンイジョン)となっています。
日本でいうところの総理大臣のような役割となります
正一品(チョンイルプム)となり、呼び名は大監(テガム)となります。
右議政(ウイジョン)、左議政(チャイジョン)
次に偉いのが、右議政(ウイジョン)、左議政(チャイジョン)となります。
これらは、右大臣・左大臣という感じで副首相的な立ち位置になります。
こちらも正一品(チョンイルプム)となり、呼び名は大監(テガム)となります。
左右賛成(チャチャンソン・ウチャンソン)
左右賛成(チャチャンソン・ウチャンソン)がその下になります。
従一品(チョンイルプム)となり、呼び名は、大監(テガム)となります。
左右参賛(チャチャムチャン・ウチャムチャン)
左右参賛(チャチャムチャン・ウチャムチャン)が次となります。
正二品(チョンイプム)となり、呼び名は大監(テガム)となります。
ここまでの人たちは、議政府(ウイジョンブ)となっています
さらに、正一品~正二品の間の官職を持つ者は全員大監(テガム)と呼ばれています。
ドラマでも、〇〇大監(テガム)が良く出てくるのはこの制度だからなんですね。
六曹(ユクジョ)
その下はこのようになっています
- 吏曹(イジョ)
- 兵曹(ピョンジョ)
- 礼曹(イェジョ)
- 戸曹(ホジョ)
- 刑曹(ヒョンジョ)
- 工曹(コンジョ)
こちらの名前もドラマでもよく登場しています。
まだまだ上の方のお偉い方たちですね。
さらにややこしいのが、これらそれぞれの部署となっていて、その中でさらに位があるんです。
- 長官が判書(パンソ)で正二品
- 次官が参判(チャムパン)従二品
- 局長で参議(チャミ)正三品
- 部長で正郎(チョンラン)正五品
- 課長で佐郎(チャラン)正六品
と続きます。
なので、ドラマでは「吏曹(イジョ)判書(パンソ)」などと出てくるときがありますね。
こちらの方々は、従二品~正三品堂上官の間の官職の方は令監(ヨンガム)、正三品以下の方はナウリと呼ばれています。
官庁 承政院(スンジョンウォン)
韓国時代劇ではほぼ耳にする役職が、都承旨(トスンジ)。
都承旨(トスンジ)承政院の最高責任者であり、王の伝達などの役割を果たします。
都承旨(トスンジ)を呼んでくれ~という事が良くありますね。
正三品(チョンサンプム)となります
その下には、
- 左承旨(チャスンジ)→戸曹への連絡係
- 右副承旨(ウブスンジ)→刑曹への連絡係
- 同副承旨(トンブスンジ)→工曹への連絡係
- 右承旨(ウスンジ)→礼曹への連絡係
- 左副承旨(チャブスンジ)→兵曹への連絡係
がいます。
全員正三品(チョンサンプム)となります。
義禁府(ウィグムブ)
義禁府(ウィグムブ)もよく登場します。
重罪人等を取り締まる官庁となります
ここには、
- 従一品 判事(パンサ)
- 正二品 知事(チサ)
- 従二品 同知事(トンチサ)
- 従五品 都事(トサ)
などがいます。
判官(パンガン)はどの位?
トンイを見ていてご存じの方も多い判官(パンガン)。
王様が、判官(パンガン)と名乗っているシーンがありますね。
この判官(パンガン)は、行政・治安・土木などを担当する役所で、あまりお偉いさんでもありません。
いえば、公務員のような感じで位でいうと従五品となります。
というわけで、今回は沢山のお偉いさまのお話をして混乱しますが、上から順番に説明するとこうなっていきます。
これらをわかって作品を見るとまた違った楽しみ方ができるのではないでしょうか?
コメント
4w8tys